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北海道の特殊伐採業者「TREESERVICE 空師.ngo」(ツリーサービス ソラシンゴ)です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。
本日は法面に密集しているアカシアや庭木の伐採を数日間かけて行いました。
まだ雪の残るシーズンの室蘭市の現場からご紹介します。
今回のご依頼
本日は斜面に生えるアカシア大小合わせて20本以上の伐採、松や栗の伐採、枝打ちなどを大量にご依頼いただきました。
このお客様は数年前から少しずつ敷地内の樹木を整理しておられ、都度お手伝いをさせていただいています。
アカシア群の伐採
ご依頼者さま所有の駐車場脇の斜面に密集しているアカシア(ニセアカシア)をすべて伐採します。
アカシアは香りの良い花が咲き、成長が早いので土留めや防風林としても便利な樹です。
しかしアカシアは繁殖力が強く、ヒコバエや伸びた根からも芽を出すため、数本だったものが知らないうちに森のようになるということもよくあります。樹高は20m以上になり枝数も多いので、うっそうとしてしまうのが難点。
また老化すると枝が折れやすくなり、根の張りも弱くなって倒伏のおそれがあるため、このような法面では適宜伐採管理することが必要です。
枝数が多く細いものもあるため、高所作業車で枝を落としてから伐倒する作戦に。
かなりの量ですがテンポよく進みます。斜面はあっという間に枝だらけに。
下にいるメンバーが残雪の中に落ちた枝を拾い集めてくれます。
この度はスタッフを増員し、大量の伐採枝整理に備えましたがとてもスムーズ!いつもより丁寧に枝を刻んでくれたおかげで、トラックへは普段の倍以上積載できました。
1日半かけて伐採、さらに1日半かけて枝葉の運び出しを行いました。
赤松、桜の伐採
高橋らが斜面のアカシアを伐採している間に、空師三浦とグラウンドワーカー伊藤が赤松の伐採や桜の枝打ちを行いました。
伐った枝はアカシアの斜面側に落としていくので、下にいる片付け班は大忙しです。
道路側の伐採はリギングで慎重に
作業4日めは道路側にせり出している黒松と栗の伐採を行いました。
下に見える道路は比較的交通量があり、歩道の安全確保も必要です。
このような場所では伐った部分をリギングで慎重に下ろさなくてはなりません。
栗の木は葉が展開する前なので切りやすいのですが、ウロがあったため断幹の衝撃で思わぬ位置から折れる危険も考慮しつつ作業します。
黒松の方は常緑の葉がある分、少しかさばります。しかし事故なく完了できました。
大量の片付け
伐採後の片付けはさらに2日かかる量!枝葉のみでなんと4トンにもなりました。
重たい幹の部分は薪や作品作りに活用したいと毎度引き取りに来てくれる方に引き取っていただきました。処分費用の削減にもなりますので大歓迎です。
おわりに
大量の伐採で敷地内はずいぶんすっきりしました。アカシアは切り株からも芽吹く強い木ですが、一度全伐採することで老化による倒木のリスクがなくなったので安心ですね。
こまめに樹木管理をしておられるご依頼者さま、他の箇所の木々も伐採が必要になりましたらぜひお手伝いさせてください。
作業中、何度も差し入れをいただき、身も心も温まりました。この度はありがとうございました。
弊社では、10m以上に育った大きな木をメインに伐採・枝打ちや芯止めを承っています。このブログではこれまで行った様々な伐採事例を紹介中ですので、よろしければご覧くださいね。
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