事例|線路上に伸びた危険木の特殊伐採|JR北海道様関連現場

最終更新: 9月7日

#危険木 #支障木 #特殊伐採




線路脇の斜面に伸びた木の特殊伐採事例です。

JR北海道の保線作業を請け負う土木事業者様からの依頼で行ないました。


今回の依頼内容

国道と室蘭新道に挟まれた崖下に線路があり、その崖の法面に20本ほどの木が生えていました。



アカシアやくるみなど数種類の樹木が日差しを求めて斜めに成長しており、線路側に倒れる危険性が高いため線路の支障木として処理が必要な状況です。

斜面でありしかも非常に狭いエリアで、重機が入ることができません。


そのためJR北海道から支障木の処理を請け負った土木事業者さまより、空師.ngo(ソラシンゴ)に依頼がありました。


施工の工夫



崖上の国道に25トンのラフタークレーンを入れ、伐った木を吊り上げてもらいます。

まず空師が木に登って枝先に玉掛けをし、切込みを入れてから一度クレーンに引っ張ってもらい垂直に起こします。

斜めの枝を一旦まっすぐにしてから切断することで、線路に流れないようにコントロールする作戦で作業開始。


といってもこれがなかなか計算の難しい作業なんです。

クレーンが今いる位置から吊れる荷重を考えて一度に切断する大きさを決めます。

さらに切りたい部分を立て起こすために必要な切込みの深さと角度を計算しなくてはなりません。

そこから切断する段階では、どのくらい吊りワイヤーを引いてもらうかの調整も必要です。


樹木が斜めに成長しているせいで、計算を間違えると予想できない反動が生じる可能性があります。

吊った木が線路側に流れてしまうのを防ぎたいのですが、反対に自分に跳ね返って大怪我するリスクもあり、慎重に作業を進めます。


リムウォーク多用した現場でした

特に難しかった枝があります。

線路の上まで大きく広がった枝だったのですが、その枝先から下の線路までは2mないくらい。線路に大接近です。

枝先にロープを掛けなくてはいけないのですが、空師の重みが枝にかかると枝先がより垂れ下がってしまいます。

こんな場面は空師の技術の見せどころ!

「リムウォーク」でポイントまで近づきます。





リムウォークとは枝の先端まで行くための技術です。


枝先は折れやすく細くて乗る場所もほとんどないので、できるだけ枝に体重をかけず自分を自分のロープで吊るようにして移動しなくてはなりません。

バランスを取りながら進み、無事ロープを掛けられたら戻ってくるのですが、その戻ってくるときのほうが危険なことも。すり足でそっと戻ります。


アンカーの固定位置によって安全が確保できれば、ターザンのようにロープの反動を利用してびゅーんと戻ってくることもあります。


線路付近の作業は安全ルールが決まっている

ところで線路付近での作業では、電車と作業員の接触事故等を防ぐためにいろいろなルールがあります。

必ず線路監視員を置かなくてはなりませんし、電車通過の際には、すべての作業員が作業を止め、安全な位置に待避しなくてはなりません。

そして全員待避し電車の位置を把握していることを、手信号で電車の運転手に合図することになっています。



実はこの現場、駅から割と近い場所。そのため電車が頻繁に通ります。

電車通過の合間を見ながらの作業となりますので、たびたび中断しなくてはならない中で集中力を保つのが大変でした。

しかも寒い時期だったので、待ち時間がひときわ長く感じること。


今回はこのように待ち時間があることと、特殊伐採本数も多かったため、長めに作業期間を見積もっていました。

それでも約1週間で終了。クレーンと地上班、空師とが協力して事故なくすべての木を処理できました。



<空師三浦のコメント>

実は今回の現場の室蘭は子供時代に過ごした町で、現地の様子はよく見慣れた景色でした。

林業に携わるようになってから「あんな場所に生えている木って、どうやって伐るんだろう」と常々思っていた場所だったんです。

それをまさか自分が伐ることになろうとは・・・。


今回は依頼者の土木会社さまから警備員と作業員の皆さんが地上班として来てくれて、和気あいあいとした現場でした。

列車が通るたびに全員で腕を伸ばして合図するの、なんだか楽しかったです。

クレーンのオペさんにも大変お世話になりました!


まとめ

線路の支障木伐採をJR北海道から委託された事業者さまから、空師が協力依頼を受けた現場作業の様子をご紹介しました。


クレーンや重機だけでは伐採が難しい状況では、空師の技術が役立ちます。

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