洞爺湖湖畔にてドロノキ巨木を特殊伐採

更新日:1月31日



こんにちは!北海道の特殊伐採チーム「TREESERVICE空師.ngo(ツリーサービス ソラシンゴ)」です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。


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洞爺湖のほとりにある老舗ホテルの駐車場で、大木2本を特殊伐採しました。弊社の空師三浦にとっては史上最大クラスの大木、クレーン車、高所作業車、交通誘導と4社が協力しながらの、2日にわたる作業です。


現場実況 一日目

今回は詳細に記録してある地上班伊藤の現場日誌から、経過をご紹介します。



(日誌ここから)

現場は洞爺湖のホテルの駐車場に生えているドロノキの伐採。なんと樹高30m越え!根元の幹の直径も1.5m近くある。当社にとって過去最大の大きさ。

しかも2本伐採、枝が道路を跨いで高圧線近くまで伸びているという超難関案件。



作業開始前、伐る順番をシミュレーションする空師の三浦(中央)

今回は室蘭の会社から70tのラフタークレーンも呼び、元請けさんも27mの高所作業車を入れ、道路も片側通行や一時通行止めするため警備会社も呼んでの4社でのチーム作業。高所作業車でワイヤーを玉掛けし、クレーンで吊り、空師が伐るという作戦。



最初は試行錯誤のところもあったが、感覚をつかめてくるとスムーズに作業も進んで行く。30m越えの大木に登る空師がとても小さく見える…。こんな光景はめったに見られないだろう。

元請けの担当者も高いところにロープ1本で登っている空師を見て、「あの人普通じゃないよね」と(笑)。はい、普通じゃありません。



切り落とした枝がほぼ1本の樹木相当。

70tのクレーンともなると、一度に吊れる量も大きい。切り離されてクレーンに吊られている枝を見ていると、それだけで普通の木1本ほどの大きさがあるものも。あれは枝?木?と感覚がおかしくなっていく…。




道路際に生えていたため、切る時は一時通行止めに。交通量の多い道路はすぐに車両が並ぶ。待っているドライバーも興味深そうに作業をのぞき込んでいた。


ロングソーを構える高橋。

幹もかなり太いため、今回は元請けさんがバーの長いチェンソーをレンタルしてきた。太い幹を伐るにはバーが長くないと中までとどかない。



断面から樹液がしみ出る。

最後の根元を切る時、刃を入れていくと勢いよく水が流れ出てくる。これだけ大きいと水を吸い上げる量も半端ない。あまりの水の多さにチェンソーオイルが刃に回らず、チェンソーの刃が回転しなくなる。それでもなんとか1本目を伐採。




最後の幹を吊ったクレーン、重さは5tだったとのこと。大きさに改めて圧倒された。


初日は2本目の枝もあらかた伐ることができ、道路を跨いでいる危険な個所を残して少し早めに終了。


二日目 2本目の仕上げを行う

二日目、本日の作業は一番気を遣う場所が残っている。道路を完全に横断して高圧線そばまで延びている枝を切り離す作業。

ワイヤーを玉掛けする場所、切込みを入れる場所、クレーンの巻き上げのタイミング、どれか一つでもミスがあると大事故につながりかねない。



高所作業車からの玉掛けが終わると、次は空師とクレーンオペさんの呼吸を合わせながらの作業。無線で指示を出しながらチェンソーで切込みを入れていく。

一気に伐るのではなく、少し伐って巻き上げて、少し伐って巻き上げてを繰り返す。枝が徐々に起き上がって高圧線から離れていく。安全なところまで起こせたら幹から切り離す。

よし、完璧だ。



高圧線に近い場所を伐り終えると山場は越えたことになるが、残りの作業も慎重に進めていく。あとは幹の部分を少しずつ切り落として、最後は根本から伐採していく。



木の根元は駐車場と歩道を分ける石の柵を呑み込んでいた。

2本目も無事に伐り終えることができ、任務完了!


今回は空師三浦の知識と経験を存分に活かすことができた現場だった。ここまでの大木はなかなかお目にかかれないので、会社としても良い経験ができた。

(現場日誌ここまで)


ドロノキの特徴


作業を終えて明るい表情の空師三浦。

難しい現場でしたが事故なく完了でき、一同ほっとしました。


黒っぽいのは流れ出す樹液。

水分も油分も多く、炭酸カルシウム成分が邪魔をしてチェーンソーの刃が入りにくいことで(林業界では)有名なドロノキです。切っているそばからにじみ出る樹液に驚くシーンもありました。

ドロノキは水辺を好む木で、環境が合えば枝数を増やし巨木になります。今回の木も洞爺湖のほとりという絶好の環境でここまで大きくなったのでしょう。

立派な木でしたが、観光地であるため今後の管理を考えると必要な伐採であったかと思います。


ビフォーアフター


伐採前:駐車場側から

高圧線がはしる電柱の約3倍の高さがあるドロノキ2本。道路側と駐車場入口側へ傾いているのが気になる木でもありました。

伐採後

伐採後は2つの大きな切り株だけが残りました。これで将来的な倒木のリスクもゼロにすることができ安心ですね。


共同作業に感謝

今回は複数の会社のみなさんと共同作業となりました。


ドロノキは水気を大量に含む木質のため非常に重く、クレーンのオペさんも感覚をつかむまでは大変だった様子。しかし器用な小回りもできる素晴らしい技術に脱帽です。空師と息を合わせてくださりありがとうございました。

我らが高橋、最後の玉切りを手伝う

また今回は元請けの不二工営さまの手配により作業員さんが何名も来てくださって、高所作業車での玉掛け作業を始めとして伐採枝の刻みや重機を使った片付けに至るまで、手際よく進めてくれました。

大型車の通行量が多い道路を、安全に交通誘導して整理してくれた警備会社スタッフさんにも感謝です。

和気あいあいと良い雰囲気で安全に作業ができ、大変お世話になりました。

また機会がありましたらよろしくお願いいたします。


タイムラプスの動画を公開中!

この記事で紹介した伐採の様子は、弊社のインスタグラム、フェイスブックでも公開しています。二日間の作業をタイムラプスで撮影した動画もありますので必見です!


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この記事ではのせきれなかった写真も満載です。興味のある方はぜひ併せてご覧ください。


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まとめ

樹高30m、直径が1.5m前後のドロノキを伐採した様子をご紹介しました。


このように大きな現場では、クレーン車や高所作業車と空師の連携が必要になります。

しかし木に空師が登ることにより、重機だけでは行えない繊細な伐り方ができ、今回のように道路上に伸びる枝や高圧線と絡む支障木を安全に除去することが可能です。


同じような状況でお困りの際は、ぜひ弊社にご連絡ください。お見積りは無料です。


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