木にツタが絡むと弱るのは本当?原因とよくある誤解を専門家が解説
- sono
- 3 日前
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今回は、伐採に伺う先でも時折見かける、ツタが木に絡んだ状態をテーマに、放置するリスクについて解説します。
庭木や敷地内の木にツタが絡み、「このまま放置しても大丈夫なのかな?」と不安になる方は少なくありません。ツタは自然のものなので害がないと思われがちですが、実際の現場ではツタが原因で木が弱っているケースをよく見かけます。
ではどうしてツタが絡むと木は弱るのでしょうか。
木に絡むツタとは
この記事で言う「ツタ」とは、主に夏蔦のことですが、その他にも木の幹や枝に張り付いたり、巻き付いたりして成長するつる性植物全般を含めています。現場で木に絡んで問題になりやすいのは以下のような植物です。
ナツヅタ(紅葉が美しいが、強力に付着し幹や枝を広く覆う)
その他のツタ類(ヤマブドウなど)(巻きひげで枝に絡む)
フジ(幹に強く巻き付き、締め付ける)
ウルシ類(木に絡みつき、管理上の注意が必要)
アイビー(ヘデラ)(常緑で覆い続け、風通しを悪くする)
これらに共通するのは、木に直接寄生しなくても、光・風通し・重みといった面で間接的に負担を与えるという点です。本記事では、このように木の生育に影響を及ぼす可能性があるつる植物を、まとめて「ツタ」と表現しています。
ツタが木を弱らせる主な原因

ツタが木に絡むことで起きる影響は、見た目以上に大きいものです。
まず一つ目は光合成の妨げです。ツタが葉や枝を覆ってしまうと、木が十分に日光を受けられなくなります。これが長期間続くと、成長が鈍り、徐々に体力を落としていきます。
二つ目は重みと物理的な負担です。ツタは成長するとかなりの重量になります。枝や幹に常に負荷がかかり、強風時に折れやすくなる原因になります。
三つ目は湿気による影響です。ツタが幹を覆うことで風通しが悪くなり、幹が乾きにくい状態になります。その結果、腐朽や害虫被害が進行しやすくなります。
「ツタは栄養を吸わないから大丈夫」という誤解
ツタについては「寄生植物ではないから木に害はない」と言われることがあります。また、ツタの紅葉や四季の変化を毎年楽しみにしている方も多く、景観としての美しさを感じているケースも少なくありません。
確かに、ツタは直接木の栄養を吸い取るわけではありませんし、自然な風景として魅力的に見える場面もあります。そのため「多少絡んでいても問題ないだろう」と判断されがちです。
しかし、問題になるのは間接的な負担です。ツタが葉や幹を覆うことで日当たりや風通しが悪くなり、さらに成長による重みが加わります。この状態が長く続くと、見た目には美しくても、木の内部では弱りが進行していることがあります。
現場では、紅葉を楽しんでいたツタを撤去してみたら、幹の腐りや枝の損傷が見つかるケースも珍しくありません。
すぐに枯れるわけではないが「放置」が危険
ツタが絡んだからといって、すぐに木が枯れるわけではありません。そのため、つい後回しにされがちです。
ただし、弱った状態で台風や強風を受けると、一気に倒木リスクが高まるのが怖いところです。被害が出てからでは対応が難しくなるため、早めの判断が重要になります。
「ここまでダメージがあるなら、そもそも放置して大丈夫なのか?」そう感じた方もいるかもしれません。
ツタが絡んだ木の危険性や放置リスクについて、次の記事もどうぞご覧ください↓
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