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事例|建物脇の大木プラタナスを小さくしたい|クレーンと空師の連携

建物と非常に近いプラタナスの大木を伐採した現場の様子です。

今回はやむを得ずクレーン車を入れての作業となりました。


今回の依頼内容

家屋やビニールハウスに接近した木を含む複数の木の伐採です。


ビニールハウスに接近した大木です

以前に他社での見積もりをされたそうですが、大型の重機を入れて根こそぎ伐採する方式で行なうとの回答で、その場合かなり高額になりご予算と合わなかったようです。

このやり方ではビニールハウスの解体と再設置も行わなくてはならず、かなりの負担となります。

そこで空師の出番です!


このたびはまず緊急性の高い3本のプラタナスを伐ることになりました。

高さ20m、直径60cmほどのなかなかの高木です。

これを全伐(根元まで伐ること)ではなく、4,5m残す伐り方で施工します。


こちら側から見ると車庫にも大接近!

すぐ下に倉庫(車庫)があり、しかも倉庫側に傾斜している状態。

これはなんとかしなくては。


施工の工夫

倉庫とビニールハウスに接近している樹木たち。

伐った枝を下ろす場所がほとんどない立地でした。



いくつかの方法を検討しましたが、最終的に25トンのラフタークレーンを入れた作業に決定。

これが選択できる中で安全かつ費用を抑える最善の策だったんです。


クレーン車を呼ぶのは1日だけにして、その前にとにかくロープをかけて段取りし、いざクレーンが来たら一気に登って伐れるようにしておきました。


またクレーン作業中は、すぐクレーンが戻れるように木を下ろした先にいる地上班との連携もとても重要です。

すぐロープを外す、チェーンソーで短くカットし整理、次の木を下ろせるスペースを確保するなど、今回のチームもてきぱきとよく頑張ってくれました。

クレーンでの伐採だと一度に下ろす量がいつもより何倍にもなるので、地上班は大変です。


頑張る地上班


依頼主の「花工房あや」様は、ドライフラワーの制作、フラワーアレンジメント教室などを行っている工房です。

またシーズンごとにいちご狩りやお花の苗販売などを手掛けている農家さんでもあります。


そのため、お客様用の駐車場を設けておられるのですが、そこにある駐車場の照明が樹木伐採の際に破損の恐れがありました。


クレーン車を使う際にもそこは細心の注意が必要な点です。


車庫上に伸びたプラタナス


イチゴ狩りシーズンは子供連れのお客様も多く危険なため、時期をずらして実施しました。


それでもさすが人気の工房、ひっきりなしにお客さんが訪れることにびっくり。

お客さんや車の方に伐った枝葉が流れないようとても気を使います。


プラタナスはちょっと伐りにくい



樹齢60年ほどのプラタナスたち。

実は空師としては、プラタナスは木肌が滑りやすくてちょっと伐りにくい木なんです。


北海道では街路樹に多いですので、どこかで見たことがあるでしょう。

別名「鈴かけの木」とも呼ばれ、鈴みたいな丸い果実がぶら下がるようにつきます。

「木肌が迷彩柄の木」というのが印象深いところ。

大きめの葉も特徴の一つです。


ただ、プラタナスは樹皮がツルっとしていて、かけたロープが滑りやすいんですよね。

そして木の材質としては粘りがなく折れやすい部類に入ります。


折れやすいということは、意図しない場所で折れる可能性も考えなくてはならず、伐倒方向のコントロールが難しいんです。


クレーンオペさんとのコミュニケーションが大事



来てもらった25トンのラフタークレーンですが、どうしても設置できる場所が限られます。

今回設置できた場所が、クレーンを伸ばして届くギリギリの位置でした。


クレーンの吊元から離れれば離れるほど、吊れる木の荷重は少なくしなければなりません。

どれくらいの大きさなら大丈夫か、長さと太さ、枝の重さも考えて計算。


適切な大きさに留めてカットし、何度かに分けてクレーンを往復する場面も。

時間はかかりますが、安全第一です。


しがみ付いている空師、見えますか?

クレーンで大きく伐った木を吊っている様子はかなりダイナミック!

普段ひとりで切っているときには見られない光景でもあります。



<空師三浦のコメント>

クレーンのオペレーターさんとのコミュニケーションは本当に大切です。


気が付いたことや要望など、お互いにきちんと言い合える関係じゃないといけません。

イライラして怒鳴ったり、逆に遠慮して言いたいことを我慢してしまったりすると、仕事の危険性が高まると思います。


この仕事をする上で大切なのは、平常心と滑らかなコミュニケーションですね!


空師三浦、冷たい麦茶で一息


大抵オペさんとは現場で初めてお会いするので、短い時間でできるだけ仲良くなれるように意識しています。

ボケて突っ込むとかね。必ず名前で呼ぶとかね。


今回のオペレーターさんもとてもいい人で、慎重派の僕が不安になって考えるたびに「大丈夫!いけるって!」と励ましてくれました。

いろいろな現場での経験があるオペさんが言うなら大丈夫だろう、と信頼して作業続行。

お陰で最後まで安全に作業ができました。

オペさん、ありがとう!



最終的な仕上がり

施主様の要望もあり、今回のプラタナスは2階の屋根くらいの高さで芯止めカットにしました。

切り口には防腐処理をして終了です。

プラタナスは比較的丈夫な木なので、時期さえ選べばかなり強めに剪定しても枯れることが少ないと思います。



伐採後の枝葉の片付けは、施主様のほうで行ってくださいました。

大木3本分の膨大な量だったので心配しましたが、農家さんなのでトラクターやホイールローダーをお持ちなんですね。

華麗にトラクターを操ってあっという間に整理しておられました。


空師にしかできない作業


空師とクレーンの連携は最強!

本来特殊伐採の強みは、大型の重機が不要なところです。

大型重機は輸送費もかかりますし、搬入路の整備が必要になりますのでその分の費用もかさんでしまいます。


今回クレーン車の分の費用は必要でしたが、空師との共同作業によって設置場所や伐採の方法の微調整ができましたし、レンタルの時間も最低限で済みました。

特に屋根の高さまでは残すという伐り方は、狭い場所にロープワークで登って伐る空師のやり方でなければ難しかったと思います。


<空師三浦のコメント>

毎回大成功、というわけにはいかないのですが、今回はまずまず成功でしょう。

難易度の高い場所でしたが、なんとかご要望に応えることができて良かった!


施主の「花工房あや」のオーナー様、作業に際していろいろと便宜を図ってくださりありがとうございました。

帰りにはなんとお野菜をたくさん持たせてくださいました。

美味しいお野菜でした!

またの機会にも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



まとめ

この記事では、空師とクレーン車との連携で特殊伐採を行った事例をご紹介しました。


当社の方針としては、ご依頼者様のご予算に合わせてできるだけ費用を抑えられるよう、いろいろな方法を工夫したいと思っています。

ご依頼者様とじっくりご相談の上、施工方法を絞っていきますので、お困りの木のことはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはメールやお電話で承ります。

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立木は一本一本,条件が違うので一律の料金を明示するのが難しいものです。「隣地との境界はどれくらいあるか」「近くに障害物があるか」「健康な木か,枯れているか」など,多くの要素が関係しています。
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