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傾いた柳ほかの樹木伐採|北海道伊達市の特殊伐採現場から

更新日:2022年1月31日


北海道の特殊伐採チーム「TREESERVICE空師.ngo(ツリーサービス ソラシンゴ)」です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。



今回は、土地改良区(水土里ネット)さまからの依頼で、伊達市内某所の水路沿いの支障木を伐採することとなりました。

伐採現場から様子をご紹介します。


今回のご依頼

今回伐採するのは大きく茂ったマメ科の木、倉庫上に枝を伸ばした桑の木、さらに傾斜地から倒れかかっている柳の木。

いずれも普通に切るには厄介な状態ということで弊社へ依頼された現場です。


※「土地改良区」とは

ちなみに・・・土地改良区とは、水路の管理やメンテナンス、配水・排水に関わる設備や施設の管理を行っている事業団体。

農業関係の方にはおなじみですが、この土地改良区(水土里ネット)が用水路や溜池の管理、水路周りの環境保全等を行っています。

(「水土里ネット」は水、土、農村空間をつなぐネットワークを意味する土地改良区の愛称。)


作業の様子・キササゲ(?)の伐採


伐採前

まずはこちらの木を伐採します。

詳しい樹種はわかりませんでしたがキササゲの一種でしょうか。枝数が多く茂っています。残っている葉やさやのような種子部分はいかにもマメ科です。

キササゲは水場を好む木と言われていますので、この水路沿いに茂っているのも頷けますね。

北海道では南部でしか育たないようで、あまり見かけない木です。


今は枯れていますが夏場はかなりうっそうとしていることでしょう。

この木は高さがないので登らずに下から枝を伐採しました。


伐採後


こちらが伐採後。木がなくなって広々とした様子に変わりましたね。


作業の様子・桑の木伐採


伐採前

続いて桑の木を伐採します。


この桑は隣の敷地の倉庫上に枝を伸ばしていました。また電線にもかかっているため、少し注意が必要です。

高さはそれほどない木ですが、切る枝の落下ポイントをコントロールするためにリギングロープで調整しながら伐採していきます。

いつものように空師と地上班の息を合わせ、スムーズに作業を終了できました。


伐採後

こちらが伐採後。跡形もなくなりました。


作業の様子・倒れかけの柳を伐採

さて最後は倒れかかっている柳を伐採します。

伐採前

この木は足元が傾斜地で、傾いた木の一部分は隣の大きな桜の木にかかっています。

下は隣の敷地の畑となっています。

桜の木はお隣のものなのでできるだけ折りたくありません。持ち主の方は「折れてもいいから」と言ってくださっているものの、切り方の工夫でなんとかできないか思案します。



このような傾いた木に乗るのは危険を伴うので、空師のロープを隣のしっかりした栗の木にかけました。

柳は性質上折れやすいこともあり、慎重に下側の枝から落としていきます。


問題の桜の木にかかっている幹の部分ですが、かなり傾斜があるので先を大きく伐ることにしました。

受け口の入れ方で倒れ込み角度を調節すれば、桜の木をうまくかわして落下させられそうです。

リギングロープをかけて引っ張ることも考えましたが、地上班の足場もあまり良くありません。ここは空師のチェーンソー技術に頼ることに。


慎重に受け口を調整し、いざ伐倒!成功です!



動画はこちら。


伐採後

伐採後がこの写真。

中央にあった斜めの柳がなくなりました。

作業終了後、空師三浦が眺めているところ。

伐採した木を用水路の脇に刻んで積んであるのも見えます。

 

空師三浦のひとこと

土地改良区の担当者さんも見に来られ、褒めてくださいました。

ありがとうございます。

最後の木は少し大変でした。あれだけ傾いていると、普段の伐採時とは力の入れ方が変わってきます。

体勢を崩さず安全に伐るのに慎重になりましたが、計算通り伐倒できほっとしました。

 

おわりに

今回は土地改良区(水土里ネット)様からのご依頼で伐採した現場からご紹介しました。

少々危険な状態の木もありましたが、無事に事故なく終えることができました。

この度はご依頼ありがとうございました。


弊社「TREE SARVICE 空師.ngo(ツリーサービス ソラシンゴ)」では高所作業車が入れない現場の高木伐採も承っています。

お困りの現場がありましたら、ぜひ一度空師にご相談ください。



このブログではこれまで行った様々な伐採事例を紹介中ですので、合わせて参考にしていただけると幸いです。




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