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北海道の特殊伐採業者「TREESERVICE 空師.ngo」(ツリーサービス ソラシンゴ)です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。
今回のご依頼
大きくなった真樺3本と、桜やカエデの伐採です。隣の敷地への倒木のリスクや、枝落ちが気になるとのことでご依頼をいただきました。
今回は、伐った枝葉は広い敷地内に堆積しておいてよいということでした。遠くまで運ばなくて良いので助かります。さらに道路から近い場所だったので、高所作業車を使っての伐採に決定。
真樺は白樺より大きくなる
ところで今回伐る木は、白樺のようでしたがよく見ると真樺の木でした。
樺の木にはいくつかの種類があって、北海道内でも6種ほどが自生しています。中でも多いのが「シラカンバ(白樺)」、「ダケカンバ」、「ウダイカンバ(真樺)」です。ただ自生地が似ているので同じようなところで一緒に育っていることが多いようです。シラカンバ以外のふたつも北海道では白っぽい樹皮になるため区別がしにくく、普通の人は違いを意識せず白樺と呼んでいるのではないでしょうか。
本物のシラカンバは真っ白な樹皮なのですが、真樺は灰色がかった白色をしています。また葉っぱがシラカンバより大きく丸みを帯びているので、よく見るとわかるんです。そして真樺は木材として質が良く、通称「カバザクラ」の名で流通する高級材でもあります。線の細い白樺と違って、がっしりと太く樹高も最大25mほどに伸びます。
・・・ということは、真樺はあまり放置すると大きくなりすぎて手に負えなくなる可能性もある訳です。今回のご依頼、早めに伐採することにされて正解ですね!
作業中のようす
先に手前の小さめの桜やカエデを伐採し、いよいよ真樺に取り掛かります。 今回伐る真樺3本は約18m。高所作業車のアームをいっぱいに伸ばして、どんどん伐っていきます。日差しが照りつける上空は暑い・・・!
伐った枝で敷地外に出てしまうものを、地上スタッフが引き入れます。枝数の多い広葉樹代表の樺ですから、量がとても多いですね。 冷たい飲み物を差し入れいただき、クールダウンしながら作業を進めます。
施主様のご希望で、幹は3mほど残して終了です。 下枝がない木の場合、ここまで伐ってしまうと立ち枯れすることが多いのですが、下の方に節もありましたので樹勢が強い場合はもしかしたら再び芽吹くかもしれませんね。 もし枯れてしまっていずれ倒木したとしても、危険の少ない高さになっていますのでご安心ください。 「これで風の強い日も安心して眠れる」とおっしゃっていただき、スタッフも嬉しく思いました。この度はご依頼ありがとうございました!
弊社では、10m以上に育った大きな木をメインに伐採・枝打ちや芯止めを承っています。このブログではこれまで行った様々な伐採事例を紹介中ですので、よろしければご覧くださいね。
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