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北海道の特殊伐採業者「TREESERVICE 空師.ngo」(ツリーサービス ソラシンゴ)です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。
今回は白い樹肌が美しい白樺の伐採です。
高原に育つ白樺ですが、寒冷地である北海道では平地でもよく成長します。
隣地との境界にある白樺数本を伐採することになりました。
今回のご依頼
13mほどの白樺数本が隣家の畑側に傾いて育っています。
白樺は秋に落葉するだけでなく、春につけた花や種子が周囲に落ちるのも意外と気になるもの。白樺花粉がアレルギーのもとになるのはよく知られていますね。
今回は主に傾きが原因でお隣の敷地に迷惑をかけてしまうと心配され、伐採依頼となりました。
白樺は最大でも直径50センチとあまり太くならない特徴があります。木質も柔らかく折れやすいため、空師が登って伐るのは難易度が高め。
しかしこちらの現場は手前の敷地が広く、登って伐らなくてもそのまま引き倒すことができそうです。(ロープをかけるときだけは空師が登らなくてはなりませんが)
細く見える木でも高木となれば全体で200kg、300kgあることは珍しくありません。
人力だけではとても無理ですが、ロープをかけ、チルホールを使って引っ張ります。チルホールとは手動のワイヤーウィンチのこと。重量物の牽引のための機器です。
倒したい方向とは逆側に木が傾いているので、むやみに引っ張れば良いというものではありません。柔らかい白樺の性質に合わせて調整しながら引いていきます。もちろん、伐倒方向を決める受け口の入れ方にもコツが必要です。
しかしここは伐採のプロ、空師チームにお任せください!
枝が畑側に大きく伸びていた一番難しそうな木も、思い通りの位置に伐倒できました。
倒した後は運びやすい大きさに刻んでいきます。
ご依頼者さま自らトラクターを動かし、どんどん運んでくださったのであっという間に片付きました。
追加でこちらの2本の白樺も伐採。車庫に近い生え方のため少々気を使いましたが無事に切り倒し、本日の白樺伐採完了です。
「すっきりした」と喜んでいただき何よりでした。
おわりに
白樺の寿命は比較的短く、木も細いことから台風時などの倒木が多い樹種でもあります。気になる場合は早めの伐採をおすすめしています。
今回も事故なくスムーズに伐採ができました。整地してある広いスペースがあったのでとても作業がやりやすかったです。この度はご依頼ありがとうございました!
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弊社では、10m以上に育った大きな木をメインに伐採・枝打ちや芯止めを承っています。このブログではこれまで行った様々な伐採事例を紹介中ですので、よろしければご覧くださいね。
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