栗の木の管理方法・伐採時期とは?|北海道の高所伐採




実のなる木なので敷地内にあると楽しめる栗の木ですが、管理は大変!

栗の木を伐採した事例と共に、栗の木を管理する上で注意したい特徴をご紹介します。


栗の木の成長は比較的早く、樹高は10mから20m程度まで伸びます。

日当たりが大好きなので、日当たりさえよければこんな位置でもすくすく育ってしまいます。



栗の木のメリットとデメリットとは

栗は極度の寒さは苦手で、北海道の場合では石狩地方より北、浦川地区より東では自生していません。


大きな栗の木は日陰を作ってくれますし、季節には美味しい実も楽しめるのがメリットですが、一般の住宅のお庭で育てるにはデメリットもたくさんあります。


栗は受粉樹がないと実の付きが悪いので、多くの場合は近くにもう1本品種の違う栗の木を植えなくてはいけません。

そうするとかなりのスペースがとられるので、住宅街のお庭にはあまり向かないことに。

(接ぎ木して育てる方法もあります。)




そして栗の花の独特の匂いは、住宅密集地では迷惑になることがあります。栗の花には雄花と雌花がありますが、長く垂れ下がって香りを発生させるのは雄花。雌花はイガになります。


また初夏には未熟の緑色のイガが落ちてきます。


秋になると実の詰まった茶色いイガが落ちて栗の実を収穫できますが、とげとげの殻と落ち葉の片付けが待っています。


側溝を埋め尽くしたり、お隣のお庭に落ちたりするとかなり気を遣ってしまいますね。


広い敷地でこまめにお世話ができる、もしくは落ち葉や殻を放置していてもなんの問題もない里山のような場所に向いている木だと言えます。


栗の木の管理ポイントとは

落ち葉などの管理が大変でも、毎年美味しい栗を収穫できるならぜひ庭に置いておきたいという場合もあるでしょう。

そんなとき、安全に毎年栗拾いを楽しむためには、気を付けたいポイントがあります。


それは栗の木は適度な剪定が必要ということ。


というのも、日なたが大好きな栗の木は、枝の内側に日が当たらないようになるとその部分には実をつけなくなってしまうからです。


それで適当な高さになったら芯止めして脇枝を広げられるようにし、まんべんなく日光があたるようにすると、たくさん実もなりますし収穫もしやすい樹形となります。



アカシアと栗の木

こちらの栗の木の場合はとなりにあるアカシアの木が覆いかぶさるように茂っていました。

フェンスの向こうから伸び、画面左側で黄色い花を付けているのがアカシアです。


写真では少し見ずらいですが、栗の木はアカシアによって日差しが遮られた部分の枝葉が少なくスカスカな状態に。

日光を求めて上へと伸びた結果、ちょっとアンバランスな育ち方になっていました。


この木は駐車場の入り口に生えていて、依頼者様はイガや葉っぱが落ちることが気になっているそう。

初めは全伐採してしまうおつもりだったようですが、秋にお孫さんが栗拾いを楽しまれるそうなので小さくして残しておくことになりました。



栗の木伐採後

根元から三又に分かれていた栗の木でしたが、こんなにスリムになりました。


アカシアの木があった側から撮影しています。

となりのアカシアの木は伐採しましたので、これまでよりずっと日当たりが良くなりました。

これで栗の木の日照不足も解消です。

たくさん枝を切ったので今年は切り口の修復等にパワーが奪われると思いますが、また来年実をつけてくれるといいですね。


一部が空洞化していた!

空洞の栗の幹

実はこの木、分かれていた幹の1つを伐ったところこんなに空洞ができていました。

見た目からは想像できないこんな大きな空洞。


栗の木はタンニンを含むため比較的病害虫の少ない木なのですが、他の木と同じで切り口や樹皮の裂け目から病害菌が侵入すると内側から腐ることがあります。



空師の一言

きのこが生えていたり、葉の茂り方が弱くなっていたり、ウロができていたりすると大抵、中は腐っていることが多いです。

元気な木でもキツツキが空けた穴がきっかけで腐って倒れることもあるんですよ。


元気そうな木でも空洞になっているわけ


中が完全な空洞になっていても、養分が通るのは表皮に近い形成層の部分です。

形成層が生きていれば葉をつけ花を咲かせることは可能なんですね。


しかし内部が空洞ということは構造的には非常に弱い状態です。

それで元気そうに見えた木が台風で折れてびっくり!というケースが生じるわけですね。



同じ栗の木を伐採中の様子です。

空師がいる枝も、下のあたりにウロがあるのですがわかるでしょうか。

このまま放置しては少し危険な状態でしたね。


大風などで折れないうちに今回一部を伐採したことで、木の負担も減り結果的には良かったのではと思います。


栗の木の寿命とは

栗の木は平均して50年前後が寿命とされていますが、100年以上生きる古木も確認されています。環境が合っていればかなり老木になっても実をつけて楽しませてくれます。


栗の木は幼木を植えたとすると10年経った頃からよく実るようになり、その後20年近くで老木期に入るのが普通。

老木期になると徐々に樹勢が衰え、実の付きが悪くなってきます。


栗の品種によって寿命は異なるので一概には言えませんが、花がたくさんついても実にならないとか、全体的に弱弱しくなってきたら、それはおそらく老化現象です。

伐採を考える時期になっているかもしれません。


10m以上の大木伐採の際はぜひ空師にお任せください。

狭いスペースでも安全に伐ることが可能です。

ご相談やお見積り等のお問い合わせはこちらからどうぞ。


まとめ

この記事では、北海道でも比較的温暖な地域で育つ栗の木についてご紹介しました。

管理には手間が取られても、栗の実を楽しめるのは魅力的ですね。

大木になりやすい栗の木ですが日光が大好きなので、収穫量を増やすためには枝数や樹高を制限して日当たりを確保することをおすすめします。



既に大木になってしまった木の管理のお手伝いは空師にご相談ください。

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