こんにちは!北海道の特殊伐採チーム「TREESERVICE空師.ngo(ツリーサービス ソラシンゴ)」です。主に10m以上の高木・大木の伐採をお引き受けしています。
今回は、財務局からの依頼を受けた建設業者さまと一緒に入らせていただいた現場を紹介します。
財務局が木の管理をしている理由
特殊伐採と財務局、どんな関係があるの?と思いますよね。
実は、国有地に生えている木の管理は一部財務局がしていることがあります。
財務省は国の財産を扱っていますので、その土地が国の「行政財産」または「普通財産」に該当する場合、そこに生えている木の管理も財務省直下の地方財務局が行うことになるそうです。
今回一緒に仕事をさせていただいた関建設さまが財務局からの依頼を受け、空師を探して当社のホームページからご連絡くださいました。
小樽で長年の経験を持たれる建設会社さまとのお仕事、光栄です。
お寺の裏林を伐採
というわけで今回の現場ですが、なかなか大変な立地でした。
急斜面にアカシア、カエデ、クルミ、桐といった様々な樹種が生えており、それぞれが20メートル超に成長しています。
斜面下にはお寺があり、万が一倒木があればお寺に大きな被害が及びます。
反対側の斜面上は擁壁で区切られ、その上に数件の住宅が建っています。
裏のお宅とも大接近、大きく伸びた枝先が屋根に達していました。
空師三浦のひとこと
今回はとても厳しい状況の現場でした。
どの木も20m以上、もちろん狭い斜面に生えているためクレーン車も入れません。
すべて手作業で下ろすしかないので慎重に作業していたのですが・・・
ヒヤリハット事件が発生。
枝の長さを見誤り、隣接するお宅のテレビアンテナと接触し破損させてしまったのです。
すぐに謝罪に伺い修理させていただく運びになりました。
後からわかったのですが、このアンテナはアナログ専用で今は使えないものとのこと。
それで修理や交換は不要と言ってくださいました。
びっくりさせてしまい、いろいろお手数をおかけして本当に申し訳なかったです。
枝の上にいると距離感が上手く測れないことがあります。
少し離れた目線ならわかるところ、今回の事故もそれが原因でした。
狭い空間ではほんの少しのミスが接触を招いてしまいます。
今後より慎重に作業するよう気を引き締めてまいります。
国有地のミズキを伐採
もうひとつ、別の現場も国有地に生えた大木でした。
ミズキの大木が住宅街の中に残されている状況。
住宅やガレージが建つずっと昔からここに生えていた木なのでしょうね。
個人宅様の家庭菜園のすぐ脇に生えていて、ガレージとも接近しています。老朽化で倒木したときの被害が心配です。
菜園に倒れた時のために養生をしてから作業を開始します。
枝が電線と接触しているのもとても危険な状況でした。
空師が登り少しずつ伐採、電線があると安全に下ろすのに苦心します。
太くて重たい幹部分は関建設さまのユニックで吊ってもらいながらカット(吊るし切り)、ガレージへの接触もなく無事に切り株にすることができました。
国有地の樹木については土木課へ相談を
ミズキというのは初夏の白い花から黒い実、秋の紅葉など季節を感じさせてくれる素敵な木です。
ただ非常に大きく枝を広げるタイプの樹木のため、このくらい大きいと落ち葉の片付けも大変だったことでしょう。
ご近所の方々も、自分の所有の木ではないのでどうしたらいいか困っておられたのではないでしょうか。
今回のように国有地に生えている木が倒れてきそうなとき、
「勝手に切っちゃいけないだろうけど、どこに連絡すればいいの?」と迷ったときは、お住いの市町村の土木課に問い合わせてみてくださいね。
重機が入れない場所での高木伐採は空師が行います。
難しい伐採の際は、ぜひ弊社を紹介いただけると幸いです。
弊社では、10m以上に育った大きな木をメインに伐採・枝打ちや芯止めを承っています。このブログではこれまで行った様々な伐採事例を紹介中ですので、合わせて参考にしていただけると幸いです。
お問い合わせ・お見積り依頼はお気軽にどうぞ。道内どこでもお見積りできます。
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