白樺は早めの伐採管理がおすすめです|北海道の高所伐採現場より

北海道ではおなじみの白樺の高木を伐採した様子をご紹介します。

美しい白樺ですが、寿命が短いため早めの伐採管理が必要な木でもあります。


今回のご依頼


建設会社様からのご依頼で、傾斜地にあり隣地へ斜めに倒れかかっている約15mの白樺を伐採することになりました。


伐採作業の工夫

樹高15mなら空師にとっては低い方なのですが、高台の傾斜地に生えた木のため倍以上の高さに感じます・・・。

白樺は根が浅く、倒れやすいことでも知られていますので、慎重に作業を進める必要があります。

少し離れた立木にクライミングロープをかけ、万が一の場合に備えることにしました。



今回伐採する白樺は径が50cm程度でそれほど太くありませんでした。

白樺自体あまり太くならない傾向がある木です。

木質は軽く、作業中に折れる危険も考えておかなくてななりません。


できるだけリスクを減らすために、伐った枝を下ろす際にも吊元への負荷のかけ方を加減する慎重さが必要。



さらに今回の白樺の3分の1はお隣の敷地に入り込んでいます。

そのまま下に落とすわけにいかない状況です。

地上班がリギングロープを引き、山側へ落とすようコントロールしながら作業を進めました。


地上班高橋のひとこと

今回は傾斜した狭い現場でのリスクもあり、密にコミュニケーションをとることが必要。

いつもより多めにクライマーと声掛けしながら、丁寧に進めた伐採作業でした。

しかし無事に午後3時には完了。



建設会社さまからびっくりするくらい大勢の助っ人がきてくださり、玉切りした白樺を運ぶのを手伝ってもらえました。

お陰で空師チームは小さく刻む作業に徹することができ、大変助かりました!


白樺の木は早めの伐採を



北海道では平地でもよく見かける白樺。

山火事の後などの荒れ地に真っ先に生え、すぐに林となる成長の早い木です。


しかし寿命は木としてはかなり短め。

環境のよく合う原生林であれば100年近く生きるものもあるようですが、北海道では一般的な白樺だと70年前後で枯れてしまいます。

樹齢30年ころから徐々に樹勢が衰え、枝が折れやすくなったり、白い樹皮に苔が生えたり、色がくすんできたりします。


また、白樺は内部が空洞化する危険が大きい木でもあります。

台風の後など木の真ん中からポキリと折れた白樺がありますが、それは内部が腐って空洞化していたから。

カミキリムシの幼虫が内部を食害することがあり、そこから腐って空洞化が進行するケースが多いです。

空洞化していても外見の変化はほとんどないため気づきにくいですが、木の下の方に穴が開けられ、木くずが外に落ちていたら完全にカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)の仕業。


白樺は見た目が涼しげで美しいので、庭木として植えたいと思う方も多いようですが、このようにいくつかのリスクがある木です。

強風で自然に倒れて被害を出す前に伐採して管理しましょう。


建物の近くで成長した白樺やお隣の敷地境界付近で成長している白樺がある場合は、何年後に伐採するかの計画を早めに立てておくのがおすすめです。



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